謹んで新年のご挨拶を申し上げます

 まずは、令和6年能登半島地震により犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されたすべての方々に心よりお見舞いを申し上げます。年始より予期せぬ事態が重なり、不安な日々を過ごされている方も多くいらっしゃるかと存じます。被災地の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 昨年を振り返りますと、おかげさまで起業18周年を迎え、2007年から毎年7月に主催している体験型科学イベント『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ(第17回)』も関係各位の多大なるご理解とご協力のもと通常規模(約1万人)で無事開催することができました。また、文部科学省関係の審査員やアドバイサー、ファシリテーター等にもNPO法人 natural science 理事として引き続き携わらせていただき、世界で活躍される多様な分野の方々から多くを学ぶ貴重な機会を頂戴しました。改めまして私どもの活動に対する変わらぬご理解とお力添えに心より感謝申し上げます。

 知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけて、これまでもスローガンとして掲げている「科学・技術の地産地消」のさらなる実現を目指し、被選挙権を行使して問題提起する活動も並行して進め、皆様からのあたたかい応援のおかげで昨夏から仙台市議会議員としての活動もスタートいたしました。理念を実現すべく、政党「知的好奇心がもたらす心豊かな社会を創造する会」並びに会派「心豊かな社会をつくる会」を立ち上げ、ビジョンを市政課題へと落とし込み、定例議会で毎回登壇し建設的な提案ができるよう、日々努めております。多くの方から質問の中身までご覧いただいて具体的なリアクションやあたたかい応援をいただいていることが何よりの励みとなっております。誠にありがとうございます。今年はさらに、市民の皆様から議題や問題意識を集め議論し政策提言へつなげるシステムも構築中ですので、益々のご議論をぜひお願いできましたら幸いです。

 2024年は、世界秩序の激変、生成AIの進化に代表される破壊的イノベーション等の要因により、ますます社会全体の不確実性が増大していくと予想されます。多くの方々が日本の国際競争力やプレゼンスの低下を肌身で感じていらっしゃる通り、今まさに日本は正念場を迎えている時と存じます。もともと日本の未来に対する強い危機感から18年前に起業しておりますが、これからも起業以来の ” Think globally, act locally ” のスタンスで、議員としても地方行政としてできることのポテンシャルを最大限探り問題意識を具現化して具体的な活動を一つ一つ積み重ねて参る所存です。引き続きあたたかく応援いただけましたら幸いです。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。



大草よしえ トップページ